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この記事では、仮想通貨を購入するときに選択できる「成行注文」と「指値注文」の特徴と使い分けについて解説します。
理解して使い分けられるように説明しますので、ぜひ一緒にご覧ください。
成行注文と指値注文の比較
仮想通貨を注文するための方法として、成行注文(なりゆきちゅうもん)と指値注文(さしねちゅうもん)の2種類から選べます。
あなたが新しいiPhoneを欲しいとしましょう。
成行注文は、家電量販店に行ってiPhoneを買う感じです。そのお店の現在の価格で買って帰ることができます。つまり、すぐに欲しい商品を手に入れたいときに使います。
指値注文は、オンラインショッピングでiPhoneの値段が欲しい価格になるまで待っているイメージです。新作iPhoneを買うにはまだ値段が高いと感じているので、支払える値段になるまで待っています。その値段になった時点で注文して手に入れることができます。
それぞれができることについてざっくりとした違いを見てみましょう。
特徴の詳細は後ほど個別に説明しますね。
成行注文 | 指値注文 | |
---|---|---|
成立価格を コントールできる | ||
すぐ売買できる |
初心者の方や今すぐ仮想通貨を手に入れたい人は成行注文を選びましょう。
購入額を予算内に収めたいと思ったら、指値注文も使い分けましょう。
成行注文で購入する人はこのように考えます↓

いま1ETHが400,000円だ。
0.025ETHをいま注文して買うぞ。
その数量だったらたぶん10,000円になりそうだな。
一方で、指値注文で購入する人はこのように考えます↓

いま1ETHが400,000円だ。
これが1ETH 380,000円になったら0.025ETH分を購入したい。
そうすると支払は9,500円だな。予約して成立を待つぞ。
注文の仕方としてはどちらも採れる手ですね。
では、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
続けて見てみましょう。
成行注文は数量を指定して即時に注文を発注できる

成行注文とは、数量のみを指定する注文方法です。
ここでいう数量とは、0.025ETHなどの購入したい仮想通貨量の大きさのことです。
成行注文で購入する人はこのように考えます↓

いま1ETHが400,000円だ。
0.025ETHをいま注文して買うぞ。
その数量だったらたぶん10,000円になりそうだな。
成行注文 | |
---|---|
成立価格を コントールできる | |
すぐ売買できる |
即時に注文が発注できるメリットがありますが、価格を指定しないため、あなたに有利な価格で取引が成立する場合もあれば、不利な価格で取引が成立する場合もあります。

約定(やくじょう)とは、売注文や買注文に買い手や売り手が現れ、売買が成立した状態のことを指します。
成行注文の場合、市場の最終約定価格から10%以上乖離している価格での注文はキャンセルされる仕様となっています。

成行注文は「いま買える」というのがメリットであるため、約定額がブレるのが嫌なのであれば上記の例では400,000円で指値注文をするのが良さそうです。
指値注文はどの価格になったらどれくらい注文するか予約できる

指値注文とは、価格と数量を指定する注文方法です。
ここでいう価格とは、仮想通貨1単位あたりの金額のことで、たとえば1ETH=400,000のようなことです。
また、数量とは、0.025ETHなどの購入したい仮想通貨量の大きさのことです。
指値注文で購入する人はこのように考えます↓

いま1ETHが400,000円だ。
これが1ETH 380,000円になったら0.025ETH分を購入したい。
そうすると支払は9,500円だな。予約して成立を待つぞ。
指値注文 | |
---|---|
成立価格を コントールできる | |
すぐ売買できる |
指定された価格または指定された価格より有利な価格があれば注文が約定します。
指定した金額で売買できるメリットがありますが、指定価格に到達しない場合は成立しないので要注意です。
指値で注文した後も仮想通貨の価格をチェックして損をしないように気をつけましょう。

約定(やくじょう)とは、売注文や買注文に買い手や売り手が現れ、売買が成立した状態のことを指します。

指値注文で買う場合、指定した価格は「上限価格」となります。
たとえば、上記の例では380,000円で指値注文をしていますが、仮に一気に400,000円から370,000円に落ちたとしても指定した額を下回ったということで370,000円で0.025ETHを自動注文することになります!
成行注文と指値注文の仕組みを理解して使い分けよう
初心者の方や今すぐ仮想通貨を手に入れたい人は成行注文を選びましょう。
慣れてきたり購入額を予算内に収めたいと思ったら、指値注文も使い分けましょう。
成行注文と指値注文は、どちらかを選び続けるのが正解ということはありません。
その時の市場の動きやあなた自身の状況によっても使い分け方が変わってくるはずです。
この記事が、少しでも理解の助けになっていれば幸いです。
